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 February Third week

 2月第3週目のWeekly reportです。

  自分の認識の低さを露呈する恥ずかしい話しなのですが、それでも読んでくださる一部の方の意識が少しでも変わることを期待してカミングアウトをします。

 先日日経産業新聞を読んでいて、ある記事が気になりました。それはトヨタのiQという車の開発秘話なのですが、記事の中に経営トップから、「新開発車は、CO2の排出量を1kmあたり100g以下にせよ。」と命じられたとあったのです。私はこの数字に、「?」と疑問を感じました。これはひょっとして誤植か?と思ったのです。

 なぜならば、1kmあたり100gのCO2を現在の車が排出しているとすると、10kmあたり1kgのCO2を排出していることになります。燃費の良い来るまでも1gあたり10kmぐらいしか走りませんし、ガソリンの比重は水より低いはずです(おおよそ0.73ぐらいです)から、単純に考えると1kgのガソリンで1kg以上のCO2を排出する計算になってしまうのです。気体の1kgというのはなかなかそうぞうがつきませんが、それでもかなりの体積でしょう。つまりガソリンを満タンにした車を走らせると、それ以上の重さのCO2を排出することは間違いないのです。こんなの、物理的にあるわけない!

 ということで調べてみると、やはり間違いがありました。もちろん間違いは、私の認識です。現在の車は1gあたり1kgどころか、その倍以上の2.3kg程度のCO2を排出するそうです。つまり単純計算で、ガソリン重量の約三倍!の重さのCO2を排出しているのです。これを体積換算すれば、ものすごい量になります。(直径約2mの風船で、CO2が6kgになるそうです。)こりゃ大量のCO2がでるし、地球温暖化になるわ。(ご協力いただいたTS社の某様、有り難うございました。おかげで認識が改まりました。奇遇な縁で、若い奥様と私は知り合いだと言うことに驚きましたが....)

 ということで遅ればせながら、ちょっとした停止時にもアイドリングストップを始めました。呼吸によっても一日6kgぐらいのCO2がでますので、呼吸も慎重になっています、なんてことはできないので、少しでもCO2排出レベルが下がるようなちょっとした努力が必要なりますね。リサイクルの徹底や無駄な電気の消灯、ちょっとした移動に際して徒歩や自転車を利用する、など、身近な世界でCO2排出を減らすことが可能なことを意識していきたいと思います。

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 今週面白かった日経産業新聞の記事は、以下の通りです。

・印刷でメモリー作製 日産化学と九大 食品タグ、安価に代替
・携帯市場、回復見込めず 価格上昇に不況追い打ち 出荷台数08年18.7%減
・電子書籍時代へ新ページ開く? アマゾン、米で新端末投入 販売減るリスクも
・携帯カメラ映像でナビ 「拡張現実」商機広がる 実写に絵・文字、店情報サクサク
・「5万円PC」火付け役失速 台湾アスース  初の赤字 部材在庫で評価損拡大
・「選ばれる学校」IT投資で 青山学院OBら参加の基盤 中央大 理工系の環境整備
・パイオニア プラズマTV撤退 戦略ミス「宝」失う 高級路線裏目、シェア低下

 さて来週は、どんな一週間なのでしょうか。