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Weekly report
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 October Third week

 10月第3週目のWeekly reportです。

 先日、日本でもAmazonからキンドルが発売されました。現在は米国仕様のままであり、英語でしか利用はできないようです。英語圏や英語が得意な国民にとって魅力的なデバイスではありますが、とりあえず日本人にとってはSONYのLIBRIeなどデバイスのほうが実用的です。しかしAmazonのことですから、早晩日本語にも対応してくるでしょうし、日本の書籍の電子化も行ってくるでしょう。私自身もキンドル自身に、それほど魅力を感じることはありません。画面は白黒の小画面ですし、メモリ容量もそれほどあるわけではありません。無線LANもついてますが、現在主流となっているネットブックに比べると明らかに見劣りします。それでも私は、この機器に可能性を感じてしまうのです。

 それはなぜか。おそらくAmazonのビジネスモデルが、そう思わせるのでしょう。ご存じの通りAmazonは現在、クラウドビジネスに注力しようとしています。Apple同様、豊富なコンテンツをもつAmazonがキンドルを持つということは、ituneストアと同様の機能を持つことになります。さらにそれをベースにさまざまなコンテンツビジネスを広げられますし、キンドルの機能が上がればやがてはインターフェースのよいシンクライアントとしての機能も持つはずです。となれば、Amazonのクラウドサービスが、さまざまな角度で広がっている可能性を持っているのです。

 現在のIT業界をながめると、いかにして幅広いサービスを提供するかが勝負になっています。この覇権争いに、Amazonが力強く乗り出したことが、今回のキンドルの日本発売から垣間見えます。

 とはいえ日本Amazonは、現在ちょっと迷走している感じがします。当日配送サービスの範囲が広がった反面、当日届かない状態が起き始めています。お急ぎ便はこれまで市川倉庫からの引き当てだったのが、堺倉庫からの引き当ても始まり、当日には間に合わない事態が発生しています。かと思って調べてみると、いつの間にかお急ぎ便と当日お急ぎ便という二つのサービスに分かれており、多くの商品が当日お急ぎ便が選べない状況になっているのです。これまでは朝8時半までの注文であれば無条件に当日中の到着でしたから、サービスレベルが下がったということになります。これが過渡期の問題なのか、恒常的にこのような状態になるのか私にはわかりませんが、顧客に対し失望感を持たせたのは事実です。

 閑話休題。

 家内のパソコンをlenovoに買い換えましたが、それ以来家庭内のLANの不調が続いています。いろいろと原因を探っているのですが、どうもよくわかりません。障害を発生させているのはBuffaroのルータ(BBR-HG4)まではわかったのですが、原因がわかりません。ほんと困ったもんだ... 

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 今週面白かった日経産業新聞の記事は、以下の通りです。

・パソコントラブル 遠隔操作で解決 パソナテック 企業向け、コスト半減
・MS、派遣維持への試金石 クラウドで主要勢力狙う
・DBソフト 価格、最大40%下げ MS日本法人 来月から順次適用
・光る”カラーテープ” ELストリーム ピンク・青・・・100メートルまで
・生分解プラで珊瑚再生 環境負荷少なく 沖縄・慶良間に導入
・ICタグで手術危惧管理 NECなど
・高音質アンプ 2センチ角 オンキョー テレビや車載ステレオ向け
・「直感操作」使い勝手競う 置くだけで充電 電子部品 携帯向け充実
・ペプシPRへ話題作り サントリー シソ・アズキ・・・相次ぎ奇策
・関西再生へ12社集結 三菱地所など「梅田北ヤード」来春着工 産学研究施設目玉に
・「キンドル」日本上陸 Amazon、世界展開
・書店二社統合、新持株会社 流通改革の司令塔に 独自の資金調達
・日本ユニシスやCTC 印社と協業 ようやく始動
・AED定着へ啓蒙活動 設置後の稼働遠隔監視
・蛍光灯型LED 灯具と一体提供 安全性を確認
・ウィニー開発者 逆転勝訴 著作権侵害「ほう助せず」 判決 ソフト開発にいかせ
・デジタル家電 「脱・売り切り」を模索 ソニー:書籍販売 JVCケンウッド:情報配信を開始
・インテル、小型機器戦略難航 開発遅れ他社急迫 低価格CPU好調も”誤算”
・「都市資源」掘り起こせ 廃材・生ゴミから再生エネ 

 今週は、どんな一週間なのでしょうか。