あの日から、二年の月日が過ぎました。この身で体験したことが夢のように思え、テレビで繰り返し放映された津波の映像が映画のシーンのように思い出されるようになりました。二年の月日は長く、短く、濃く、薄く感じられます。
2011年3月11日
二年たった今でも、ご遺体が発見されます。二年たった今でも、迎えを待つたくさんのご遺体がいます。二年たった今でも、ほんの一片の着衣を探す人たちがいます。二年たった今でも、故郷に帰れない人たちが無限にいます。二年たった今でも、放射能と戦いながら遅々と進まない作業に取り組む人たちがいます。そして二年立った今では、それを風化した記憶として、それまでと変わらぬ日々をおくるたくさんの人たちがいます。
私にとって身近だった阪神淡路大震災は、二年後には大きな変化を迎えていたように思います。家々の屋根を覆っていたブルーシートが日に日にはがされ、四角く茶色い建物が増えて行った記憶があります。すっかり変わった街並みも馴染み、多くの人が何事もなかったように行き交う姿が見られた記憶があります。リニューアルされた開発地のように、綺麗できらびやかなビルやお店が立ち並び、悲しみを何処かに隠して笑顔で行き交う人々がいたように思います。
As time goes by....
時が流れても、時が止まっている人々がいます。また今を生きられるように、そしてこんな思いをする人間が再び、そしてこれ以上生まれないように、我々はこの日を忘れてはなりません。
技術は人類を豊かで平和な社会を導く道具でなければなりません。我々は正しく技術を使って、明るい明日を築かなければなりません。そのために我々は何を思い、どこに向かって歩き出さなければならないか、真剣に考えなければなりません。
お亡くなりになった方々の魂に、祈りを捧げます。見つからない誰かを捜しつづけている方々に、いつか必ず見つかりますよう願いを捧げます。そして力強く生きようとするすべての人々に、幸せを祈り続けます。
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先週面白かった日経産業新聞の記事は、以下の通りです。
・米MS[8]で復権強調 中国ZTEが初出展
・ITインフラ整備促進 比通信二位グローブ 430億円投資
・沢田流で虎の子に ハウステンボス復興HIS下支え 毎日30イベント
・陸・海・空で通信守れ ソフトバンク:気球、基地局代わりKDDI:海保巡視船を活用
・実店舗とビジネス融合 楽天とLINE、ポイント制度拡充 新たな事業展開見込む
・高齢者の体調えお常時測定 兵庫県立大 乳幼児にも利用
・コンタクトレンズ撤退 旭化成ファーマ 受託生産11月終了
・ソニー、アップルを猛追 スマホ 液晶・カメラ最先端 健闘
・中国サンテック経営危機 積極投資モデル破綻 創業者の存在もネック
・バンナムが変えるNTT 使い手目線 手本はゲーム 単純・楽しさ価値磨く
・地下鉄・航空機でもネット スマホ・タブレット、エリア拡大 Wi−Fi普及、後押し
・データ二重化 コスト低減 伊藤忠系:外部装置で1割以下 北九州市:クラウド、釜石分保有
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今週は、どんな一週間なのでしょうか。