新年、明けましておめでとうございます。
昨年もいろいろとあった一年でしたが、今年も波乱の予想で幕開けです。皆様方も、体調に十分お気を付けいただき、波乱の一年を最後まで楽しみながら乗り切っていただきたいと思います。
今年はリオオリンピックが行われる予定ですが、夏に向けてやはり不安定な世界情勢が続きそうです。中国やロシアといった旧東陣営の軍事力は日に日に強まっていますし、それがアジアのパワーバランスを崩す原因ともなりそうです。とはいっても中国経済は非常に危険な状態ですから、軍事力の増強の前に政治が混乱する可能性もあります。もちろんこれまでに多くの国が行ってきたように、戦争を起こすことでさまざまな需要を惹起するという方法もあるため、経済の問題を戦争で片付けてくる可能性もないこともありません。
もちろんイラン・サウジアラビア問題に代表されるとおり、イスラム教国を中心とした紛争も激化をたどっていますし、その難民問題が欧州に大きな影響を与え続けることも当面続くでしょう。この問題に関する解決策を持った国はありませんから、出口のない問題に世界としてどう立ち向かっていくかが問われています。米国の右傾化にともない新たなテロの問題がつきまといますし、やがて日本が狙われる可能性も高まっていくように思われます。
経済については、中国の火種がどこまで世界に広がるかが懸念されます。欧州経済が難民とギリシア問題で大きなひずみを生んでしまっていますし、そこに中国経済の問題が波及すると、世界恐慌が再び起きる可能性もあります。日本経済もアベノミクスのメッキがはげかけてきていますし、世界恐慌を向かえたときに我々はどのように経済をコントロールしていくかも非常に難しいテーマになってきています。もちろんこれまで同様、神風の襲来を待って経済を立て直すことを考えているのでしょうし、それがオリンピックかもしれません。しかしオリンピックの開催が危ぶまれるほどの大きな問題が出現する可能性もあるため、神風が本当に日本に向かって吹いてくれるかは疑問が残ります。
このように変化はつづき、我々の想像を超える出来事は日々起きていきます。年の初めにもういちど未来を考え、今年も一歩一歩明るい未来を築く努力をしていきたいと考えています。
閑話休題。
さて、私は正月は熱川にこもっておりましたが、久々に仕事を忘れて庭掃除や片付け、家事や料理作りにいそしんでおりました。28日ぐらいから3日まではほぼ休み無しで働き続けたため非常に消耗しましたが、4日の今日は一息入れてのんびり過ごしています。年末は餅つきを行い、久々に家族で盛り上がった一日となりました。私の両親もこちらに滞在していたため、三世代での餅つきが出来たことが昨年末の最大の収穫でした。今年は3日が日曜日のため上の子は2日に帰りましたが、それでも今年も三世代で正月を迎えられたことは何よりの出来事でした。
今年も皆様に沢山の幸せが訪れることを、心から願っています。