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Weekly report

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 December Fourth week

 今年も残すところ、いよいよあと一週間となりました。皆様とも年の瀬の忙しい中での今年最後のWeekly Reportです。

 今年のWeekly Reportを振り返ってみると、今年の年初はダボス会議に先駆けて現代を産業革命期と分析したところから始まりました。その後碓氷峠のバス事故や熊本の地震、ブレグジット、ヨーロッパのテロ、ポケモンGoの配信、都知事選での小池氏の勝利、リオオリンピックでの日本の躍進、米大統領選でのトランプ氏の勝利など、さまざまな大きな出来事がありました。これらのすべてが世界、社会、ビジネスの激変を象徴した出来事ですし、世界の変化はさらに加速したような実感もあります。もちろんそれらは始まりであり、来年からそれらを起点としたさらなる大きな変化も予想されます。これらによって世界がよりよい方向に向かうのか、個別主義に走った緊張感の高い方向に向かうかは予断を許しませんが、我々としては日々を後悔なく生きていくしかないのかも知れません。

 我々の専門であるビジネスと情報技術を考えると、今年は急速にS.M.A.R.Tのテクノロジーが発達した一年でもありました。S(IoT)、M(3Dプリンターなど)、A(拡張人間)、R(ロボット)、T(AI)の五つのテクノロジーが単独、ないしは組み合わせでビジネスで活用されるようになってきましたし、それぞれの技術が飛躍的に発達した俊でもあったような気がします。新聞を開いても上記の記事がない日は一日もありませんでしたし、今後選りすぐれたテクノロジーの出現も感じられる一年だったように思います。

 これらによって、社会をよくする、あるいはビジネスを大きく変えるアイディアがいよいよ求められる時代になったように思います。未来は人間の頭の中だけにあり、どれだけ大きな夢を描くかが大切です。その想像力や発想力の精度や速度が、豊かな未来を作ることは間違いありません。そしてそれらの壮大なアイディアを実現できるテクノロジーが、基本的には揃った時代のように思いました。

 現に今年大きな転換点を迎えているFintechや製造業4.0を見ても、行われていることは人間の豊かな想像力の実現であり、その実現方法や内容は無限の可能性があることを我々に教えてくれます。今後のポイントは、いかに人間が常識から離れた新しいアイディアを浮かべられるかですし、一つ一つの具体的な方法やアイディアよりも、く世界にもたらす価値を考えることが重要だと私には思えます。

 世界を幸せにするアイディアが、来年皆様の頭の中に生まれてくることを心から願って、この一年の締めくくりとしたいと思います。

 皆様、良いお年をお迎えください。