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Weekly report

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 December Fourth week

 今年もいよいよ残すところあと一週。皆さまのご声援のおかげをもちまして、今年も無事に営業を終了することが出来ました。

 しかし今年ほど、年齢を感じた一年はなかったかも知れません。昨年末に重度の腰痛を発症し、一年中超すセットの手放せない一年でした。3月は出張先でインフルエンザになり、週末の予定を変更して緊急帰省することになりました。10月は右半身の大不調で2度連続でMRI検査、そして今月は何年ぶりかで酷いのど風邪にかかり、無音声状態が一週間続いて講座でいろいろなお客様に迷惑をおかけしてしまいました。そしてそのまま年末の営業終了に入ったものの不調は続き、今日まで一週間微熱と咳でほぼダウンでした。

 年齢と共に仕事や生活のあり方を変える必要があると、本当に思い始めた一年でした。年金をもらえる年齢まで両手で余る年齢になったのですから、当たり前の事かも知れません。1日中ほとんど座らずマシンガントークを繰り広げられるのも、そろそろ限界が近づいているような気がします。12月は2日連続の休みがなかったため、あっという間に体調が壊れました。こういう事実が年齢を語りますし、いままで声が出なくなっても数日で復活できたのが2週経ってもまだまだ不完全だというのもその証拠なのでしょう。来年はギアを入れ替えて少しペースを変える必要があるようです。

 仕事の上では、順調にセミナーが減少した一年でもありました。小野村事務所としての収入はほぼ皆無になるほど個人事務所のセミナーがなくなりました。営業をしていない影響といえばその通りなのですが、新規開拓する意欲がわかないというのも事実であります。ITアシストのセミナーは相変わらずの状況ですが、偶然かうちの営業の意図的なのかは不明ですが特殊案件が増えた気がします。一発こっきりのセミナーを準備し実施するのは本当に負荷が高いのですが、そういった特殊案件が優先的に回ってくるのもベテラン担った証拠なのでしょう。新人研修も、本当に新人との距離を感じるようになりました。無効にしてみれば彼らの両親よりも年寄りが前で話すのですから当然とは思うのですが、若者の特性が変わってきたことも事実のように思います。

 個人的には、上の子が結婚したのが今年一番のイベントでした。この歳になると親族の数が減少する一方でしたが、久々に家族が増えたのは喜ばしいことです。とはいえ名実ともに「じじぃ」になるリスクは高まったので、その点では割りきれないもやものは残りますが。下の子も紆余曲折の末に正社員として就職したことも、親として本当に喜ばしいことでした。いずれにせよ親としての職務はほぼ全うしたように思いますし、残りの人生のあり方をそろそろ真剣に考え始めています。

 来年はいよいよ世界も変革のまっただ中に入ります。世界中の緊張感は高まっていますし、リセッションのリスクは高まっています。最後の予兆とも思える好景気が日本で続いていますが、見えないリスクとして企業・個人とも好景気に浮かれる雰囲気は見られません。働き方改革を進める企業は多いものの、仕事の量・質ともに変わらない現実を考えると、体の良い残業隠しのように思ってしまいます。OECDに加盟する先進国のなかで再会というダントツに低いホワイトカラーの生産性を高めないと、この状況は絶対に変わらないと確信しますが、生産性について真面目に取り組んでいる企業もそれほど多いとは思えませんし、IT企業ではほぼ皆無のように思えます。勝ち組ビジネスにお金は集まりますが、レガシービジネスはリストラの嵐の状況は来年より進むように思えます。

 それでも一年は過ぎ、新しい年が常に来ます。その際先端に経つのは若者であって欲しいと思いますし、年寄りは徐々に舞台から降りていく必要があります。私も自分の引き際を少しずつ考えながら、新たな一年に立ち向かいたいと思います。とはいえ今年も残せなかった自分のノウハウを誰かに伝えるまでは、諸先輩に顔向けできない気がしますので、残し方を考えつつ新たな取り組みも行う必要があることは切実に感じています。

 来年が皆さまにとって素晴らしい一年になることを心からお祈りしますし、今年一年本当に多くのご支援をいただきましたこと、心から御礼申し上げます。

 Merry Christmas! & Happy New Year!