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Weekly report

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 May Third week

 早くも5月の中旬です。急に夏めいた日々が続きますが、体調の維持が難しいシーズンになってきました。

 先月日本全国に発令された緊急事態宣言は、各地の感染が落ち着いているから部分的に解除となりました。週末は多くの府県で営業を再開する店が増えるのでしょうが、これによって新たな感染拡大がおきないかという心配は残ります。とはいえ営業できずに座して死を待つ様々な店舗では、コロナ の死を危惧しつつも営業したほうがよっぽど気持ちが晴れるでしょうから、ぜひとも頑張って欲しいと思います。

 私のほうは4月にキャンセルになっていた講座がWebセミナーで復活し、先週は久しぶりに一週間連続の稼働となりました。有り難いことに再来週まで連日セミナーが続きますので体調管理が難しいですが、それでも仕事がないよりあることのほうがはるかに有り難いですし気持ちもずいぶんと晴れます。久々に真面目に動かす頭は錆び付いてぎしぎしいいますが、徐々に調子を出して頑張りたいと思います。

 しかしこの年齢になると、伊豆熱川のスタジオからセミナーを発信できることが本当に有り難く感じられます。 今回の新型コロナ騒動がなければ、こういった仕事環境になることは想像も難しかったように思います。しかし感染者が減ったとはいえ完全に危機を脱した訳ではありませんから、今後もWebによるセミナーは続くと思われます。ましてや地方から参加者を首都圏に集めていたような講座は、企業のコストの観点からもこういったWebによるテレビ会議が増えるのではないでしょうか。

 熱川のスタジオからセミナーを発信することは、通勤時間の削減を意味します。私は神奈川県相模原市に住んでいますので、都内のセミナー会場に着くまでに最低一時間は必要です。さらに移動中の問題回避と自信の準備時間として1時間前には会場付近に到着することにしていますから、9時開始のセミナーなら遅くとも7時00分には電車に乗る必要があります。家から駅までの移動や乗り換え時間を考えると、通常は6時頃に家を出ています。帰りは18時までのセミナーですと20時前に帰宅することになりますから、なんだかんだで3時間以上の時間を移動と待機に費やしています。それが熱川にいますと、8時45分にスタジオに入れば充分ですし、夕刻も終了後5分後には服を着替えることができます。このおかげで朝夕に犬の散歩に行けますし、変わりゆく自然風景を見ながら目を覚ましたり、フル稼働する脳をクールダウンすることが可能になりました。

 移動に伴う疲労度は非常に低減されましたし、忘れ物や寝坊の恐怖もなくなりつつあります。PCや講座資料を持ち運ばなくていいので、肩や腕の調子も大分上向いてきました。昼ご飯がやや単調になるのは仕方ありませんが、料理好きの私としては自分で好きなものを作れる瞬間ができたのは気分転換に最高です。もともと人付き合いの苦手な私にとっては、個人的な会話がないことも本当にストレスがなく過ごせます。

 こう考えてみると、こういった働き方も今後はありであることを本当に思い知ります。通勤に苦痛を感じるのは誰でもでしょうし、そこで本来使うべきでない体力を使うのも本意では無いはずです。飲みニュケーションは減ってしまいますが、それ以上に得るものは大きいと思いますし人間的な働きが可能になります。もちろん成果ベースであれば本当の意味での裁量労働になりますし公私のバランスを取れた新しい働き方のように思います。

 新型コロナウイルスはさまざまなものを崩壊させていますが、それでもこういった新しい働き方のあり方や可能性を見せてくれたことは、真っ暗闇の中で一筋の希望の光を見いだした気分になるのは私だけでしょうか。