Onomura System Consulting Office       

osco top


Weekly report

next

back

 

 

 

 

osco top

 May Fourth week

 5月 も終盤になりましたが、海潜亭ではスタジオがフル稼働。連日Webセミナーが続きます。最初はおっかなびっくりで始めたWebセミナーですが、やってみるとそれなりに慣れさまざまなことに気づかされます。

 まずはカメラ目線。私は32インチのモニターを三枚並べて、一枚には資料とホワイトボード、一枚には受講者の顔を映しています。もう一枚は別PCを立ち上げ、講座中のWeb検索など行っています。カメラを32インチモニターの上に付けると、どうしても見下したような画像になるため、モニターの間にスタンドをおいてそこにカメラを付け、目線と水平に移るように工夫しています。またWebカメラについているマイクは、どうしてもS/N比が低く音域も狭いため、専用のマイクをマイクスタンドに載せて離しています。ただマイクの性能が上がると、どうしてもマウスのクリック音をひろってしまうことが現在の悩みです。

 さらにもう一枚のモニターで受講者の発言を見るときには、目線が正面からずれてしまいます。32インチに16〜49名の顔を映していますので、どうしてもカメラの目線からは大きく外れてしまいます。そのため受講者の発言を聞いたり受講者の顔を見ながら話すタイミングでは、カメラをもう一台モニターの上に設置し、それを切り替えて利用するようにしています。とはいえ切り替えは会議ソフトウェアで行う必要があるため、簡単には切り替えられないことは不便に感じています。カメラの切り替え機能をもった簡単なスイッチャーでもあればいいのですが、これも課題ですね。本当はマイクの音量や効果音も調整できる卓上のスイッチャーがあると一番便利なのですが、音声関係はあってもカメラ機能が付いたものはまだないため、こういった製品が発売されることを期待したいと思います。

 音声については、効果音を入れた方が盛り上がるように思いました。現状はiPadをマイクのそばに置いて効果音(拍手、歓声)を流すようにしていますが、音が今ひとつなものの講座は盛り上がります。これをLINE出力でパソコンに直接音声をながせるようになれば、かなり面白い講座を作れそうです。

 あとはペンタブですね。ホワイトボードに直接マウスで記入するのは、やはり限界があります。文字がきちんと書けませんし、時間もかかってしまいます。しかしペンタブを使うと、直接文字や図表等を記入できるためかなり便利です。しかしモニターを見ながら手元で書くのはやはり慣れが必要であり、この辺は改善ポイントですね。本当には液晶モニターに直接記入するタイプを試したいのですが、やはり高価格でそこまで投資をすべきかは迷ってしまうところです。

 照明も、やはり少し気になります。当初は海潜亭の自然光だけでセミナーを行っていましたが、朝日の角度などでは顔の半分だけが明るくなったり、天窓からのひかりで目の下にクマができたりといろいろと苦労しました。なにより季節が進とひかりの温度が高くなり、30分も話していると豚のロースト状態に鳴ってしまいます。仕方がないので天窓を諦めたのですが、今度は暗くなってしまいます。通常のスタンドを使ってみたものの直接の光がまぶしいため、現在は他の照明の乳白色のカバーを流用しディフューザー代わりにしています。今後Webセミナーが本格化したあかつきには、LEDの照明でも購入しなければ鳴りません。

 現在講座のモニターは、タブレットPCで行っています。iPadは効果音で使っているため、Amazonのkindle  FireやAndroidタブレットを32インチのメインモニターの下に立てかけ、実施内容をモニターしています。音声は邪魔なのでイヤホンをさしていますが、その音が確認しにくいのも要検討事項です。単純にスピーカーで流してしまうとハウリングの原因になるため、この辺をどうやってコントロールするかも検討事項かもしれません。

 最後はギミックですが、こんなものも導入しました。

   


 そう、ラジオスタジオなどにある、ON AIRランプです。これを2台購入し、1台は2階に、1台は3階プレイルームの入り口に設置してあります。スイッチ式なのでWifiでコントロールできるスマートコンセントを購入し、iPhoneからアプリで2台のオン・オフをコントロールしています。気持ちの問題といえばそうなのですが、切実な問題としては環境音の排除のために利用しています。これがないと家内が掃除機を掛けたり急に部屋に入ってきたりがあるため、注意喚起として利用しています。

 このような工夫をしながらなれないWebセミナーを実施していますが、本当はこれになれる前にライブの講座を行いたいというのも本音です。しかし通勤時間がない、終わった瞬間に大自然の散歩ができるこの環境も捨てがたいというのが正直なところですね。コロナの終息を迎えるまで、Webとライブを併用しながらセミナーを実施していくことになるのでしょうが、その前に私の引退の方が早いかもしれないと考えざるを得ない今日この頃です。