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Weekly report

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 November Fourth week

 秋の気配が深まるとともに、いよいよ新型コロナウイルスの第三波が到来したようです。

 このところ連日各地で感染者数が過去最大になっており、東京では1日500人以上の患者が発生しています。全国でも1日2500名以上の患者が発生しており、第二波を軽く越える勢いで患者数が激増しています。このところ非常に暖かい日が続いたため秋の行楽に出かける方も多いでしょうし、天気のよい週末の三連休はGO TOとあいまって各地の行楽地や繁華街に人があふれそうです。警戒意識が薄れた今、この状況は最悪といえるでしょうし、連休かけから二週間の患者像に対して、医療現場が持ちこたえられるかが正念場です。

 世界ではワクチンの投与が始まろうとしていますが、その効果はまだまだわかりません。先日のNHKスペシャルで放映されていましたが、新型コロナウイルスは呼吸器のみならず全身に存在するACE2というタンパク質に感染するようであり、その感染箇所によって異なった症状が生まれるとこのことでした。一般的にACE2は肺に多く存在するタンパク質ですが、脳幹などさまざまな臓器にも少数存在するようです。新型コロナウイルスが脳のACE2に感染すると脳障害を引き起こし、人命に影響する事態を引きおこしてしまいます。これ以外にもACE2はさまざまな箇所に存在するため、人によって症状がことなるといった状況が生まれているようです。

 したがってワクチンそのものがすべてのパターンで効果を発揮できるかは不明であり、ワクチンによって本当にすべての感染を防ぐだけの抗体が生まれるかは不明です。さらに新型コロナウイルスが変異すればワクチンは無効になる可能性もあるため、当面油断することはできないでしょう。

 こういった状況であるにもかかわらず、IOCと日本政府はごり押しで来年のオリンピックを開催することを決定しました。噂では今回のバッハ会長の訪日は中止の勧告と言われていましたが、やはり巨大な利権を前に日本政府は国民の生命よりも利権を優先したようです。

 おそらく今後1年の中で、一番短期に世界中の人々を一斉に受け入れるのは日本になりますから、各国で変異したウイルスを集めるとどのような問題を引き起こすか、さまざまな年齢や性別でどのような症例が報告されるか、症状を発症しなかったり回復した患者にはどのような特徴があるかの実験場として、世界は日本を選んだように私には思えます。世界の中でトップクラスの医療体制を持ってしても日本がどのように凄惨な状況になるかを見て、各国は外国人の受け入れ方針を決めるのでしょう。さらにさまざまに変異し多くの死者がでる過程を研究研究し、世界に役立つ治療法を確立するように思います。世界で唯一の被爆国である日本は、もう一度世界の凄惨な実験場になることは間違いないと思います。しかし日本の政治家のお粗末な頭脳では、こういったことが理解出来ないのが本当に残念でなりません。

 おそらく各国は、オリンピックで日本から帰国する選手や関係者、観光客を一定期間隔離すると思います。それは日本で発生する凄惨な症状を国内に広げないために重要な施策になるからです。そう考えると、オリンピックを棄権したりトップクラスではなくセカンドクラスの選手を送り込んでくる可能性も、低くはないように思います。

 私のこの恐ろしい妄想が外れることを、私は心から願っています。しかし客観的に考える限り、これが世界の優秀な政治家が描く一番現実的で効果的なシナリオのように思えるのは、私だけなのでしょうか。