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Weekly report

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 August Fifth week

  パラリンピックが始まりました。第五波の感染状況は相変わらずですが、やはり政府は国際的な体面を優先しパラリンピックの中止はしませんでした。高級接待に連れてのこのことIOC会長も再び来日していましたので、本当に日本はたかりやすい国なんだと思いしらされます。

 世間では新型コロナウイルスに感染し重篤な状況でも自宅待機であり、それによって命を落とす方も全国で発生していますが、政府はお構いなしのようです。さらには自宅待機中の死者にならないよう末期状態の患者を1日だけ入院させるといった姑息なことも行われているようですから、本当にあきれる限りです。元総務大臣は「医療村」の存在が医療体制崩壊につながっていると頓珍漢な論調をまき散らしていますが、それをどうどうと発言できるぐらい首相や政府は市井の状況を理解できないのでしょう。

 ワクチン接種は進んでいるものの、相変わらず悲観的な報道もあるため楽観視できません。先日の報道では、ファイザー社製ワクチンは、接種後3か月で交代が1/4になってしまうという刺激的な内容が示されていました。私も無事二回の接種を終えましたがファイザー製だったため、その効果は年内しか持たないのかもしれません。3回目のブースト接種によってどの程度抗体値が上がるのか、モデルナなどの他社製ワクチンなら効果は高いのかは今後の報道を待ちたいとは思いますが、いずれにせよ首相の言うワクチン接種が増えれば新型コロナ感染は落ち着く、といった状況はまだまだほど遠いように感じます。

 さらにデルタ株の影響で第5波がこれだけ大きな問題を残したのですから、ラムダ株や次の変異種はさらに重篤な結果をもたらす可能性もあります。デルタ株は既往症のある年寄りだけでなく、何の病歴もない若者でも重症化する傾向が顕著に表れています。衛生意識がない0歳から3歳児の感染も徐々に発生してきており、幼児であるがゆえ肺が弱く重篤化する可能性も高くなっていますし、親子感染のルートも残念ながら増えています。子供は体力がないため命の危機がすぐ訪れますし、乳幼児の治療を得意とする小児科専門医も、保険点数の面で激減しているのが実情です。となると、今後はより悲惨な重症患者や死者が生まれる可能性も低くはありません。

 政府はワクチン接種と国民の自粛以外、何の対策も講じることができません。総選挙でアホ総理が替わっても、今日強力なリーダシップと具体的施策で状況を打開できる政治家はいないでしょう。医療関係者は日々増大する患者の対応で汲々としていますし、もやは保健所は限界を超えて機能していません。

 このような状況を激変させるためには、若手の政治家と官僚が手を取り、本気でIT化を進めていくしか方法がないように思います。お金にならないではなく、それをお金につながるような施策を考え、優秀な民間のIT企業にどんどん仕組みを提供させお金を循環させるべきです。その上で効果のあるシステムを世界に向けてクラウドで提供し、そのサービスを普及させ1人でも多くの人々を助け、同時に日本にお金が貫流するような仕組みを、我々はすぐに作り始めなければならないと、私は考えています。