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Weekly report

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 April Fourth week

 4月もいよいよ最終週です。毎年思うことですが、今年も1/3が過ぎてしまいました。

 さてオミクロンXEの感染拡大は思ったより低調であり、今日まで全国の感染者数は一定数でとどまっています。統計上は毎週減少していますが、まだまだ安心という状況とはいえません。今週末からいよいよゴールデンウィークが始まりますので、今後の状況が心配です。

 今年のゴールデンウィークは、3年前と同じような状況になることが予想されています。完全にコロナ前に戻るとは考えられませんが、ハワイなど一部の海外旅行は解禁されましたし、国内旅行の予約もかなり進んでいる用です。新幹線や航空機の予約率も非常に高まっていますので、観光業界や運輸業界は期待のできるゴールデンウィークとなるようです。

 世界はAFTER コロナウイルスで動いているのは事実です。試行錯誤はありながらも人の行き来を認めたり、フェスやコンサートを認めたり、マスクを外したりしています。しかしそれらの国々は、検査態勢の強化や医療体制の変革を行った上でこういった動きをとっているのであり、無策な日本とは大きく異なる気がします。

 日本の政治家や官僚は、新型コロナウイルスの扱いについての真剣な論議は行っていませんし、医療体制の変革や保健所業務の改革など、何一つAFTERコロナウイルスについての施策を講じていません。ただひたすら国民の自粛に対策を委ね、何かがあった場合の責任を回避しようとしています。さらに前政権の政治家の決めたワクチン接種など責任を負わなくていい施策には追従し、自らの責任でこういった取り組みを行える政治家や官僚はほぼいません。

 今大切なのは、誰が責任を負うと言うことよりも、どうすれば2年前の姿に一歩でも経済を近づけられるかであり、そのための強いリーダシップを国民全員が望んでいることを政治家は知るべきです。勇気ある試みで失敗すれば周りの政治家が足を引っ張るのではなく、その失敗を受け入れ国民に向かって積極的に行動する政治家を国民が支援すべきなのです。

 こういった施策がほとんどないまま、長期のゴールデンウィークに突入することは、ある意味危険を感じてしまいます。特に4月の頃に感染すると、長期にわたる医療機関の休業から十分な治療が受けられず、重篤な症状になったり場合によっては命を落とす可能性も否定できません。国民全員に慎重な対応と行動が求められますが、気候とともに2年ぶりの開放感は、どのような状況を生み出すかは私も予想がつきません。

 いよいよ今週末から始まるゴーヅデンウィーク、観戦に気をつけながら楽しんでいただきたいと思いますし、その後の惨事が発生しないことを心から願っています。