5月のゴールデンウィークに入りました。天候は今ひとつですが、規制のない3年ぶりのゴールデンウィークとなりますので、週明けの新型コロナウイルスの感染拡大が気になるところです。
今回のゴールデンウィークは、3年ぶりに緊急事態宣言やまん延防止措置が発令されていない中での連休となりますので、3年前と同じとは言いませんが、多少でも観光地や関連施設や店舗の経済が活性化することが期待されます。しかし新型コロナウイルスが押さえ込まれない中での移動のため、交通機関や観光地などで密の状況が多々生まれると思います。マスクをしていない日本人は少ないと思いますが、それでも飲食店などでは外しての食事となりますし、休みに浮かれて大声での会話も避けられないでしょう。となると、連休後はやはり感染者の拡大は防げないように思います。
徐々にマスクの有効性が論議された始めましたが、現在は飛沫や接触だけでなく、エアゾル感染も立証されています。長時間換気のない場所にいると、そこに漂っているエアゾルによって感染することは防げないようです。飛行機や電車などは強制的な換気が行われていますが、観光地の記念館等は空間の換気が不十分なところも少なくないと思われます。飛沫だけであればマスクで、接触ならば消毒でなんとかなりますが、エアゾルとなると換気が基本となりますし、人の出入りがあるといつ換気されたかは訪れた人間には分かりようがありません。となると、そういった場所を中心とした感染は今後も続くと考えるべきでしょう。
新型コロナウイルスの感染初期のころは、飲食店はこぞってアクリル板をつかった遮蔽板の準備と消毒に追われました。しかしもっと大切なのは換気だとすれば、これを保証する仕組みをきちんと整える必要があります。展開の空気の循環を図ることは、それほど難しくはないと思います。となればクラウドとレンタル機器を使ったサービスを提供し、施設や店内の循環を簡単にはかれるようにすべきでしょう。その上でエアコンだけでない扇風機やファンなどを使った空気の循環を構築できる簡易コンサルティングサービスを提供し、それらの機器の販売レンタルを進めるべきです。そうすればこれまで以上に感染が予防されるだけでなく、それらのサービスによって経済が少しでも活性化する可能性が出ます。
大切なことは思考を停止することではなく、少しでも多くのアイディアを出して実行することです。その上で意味がないと思えば、さらなるアイディアを生み出していけばいいだけです。失敗を恐れてなにもしなければ、現状が分かることがありません。うまくいかなくても少しずつ改善し、その効果を高め続ける努力とモチベーションが、この国には求められています。