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Weekly report

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 Nobember First week

 11月に入りました。今年もあと残すところ2ヶ月、何もせぬまま今年も終わってしまう予感が強くなってきました。

 さて先週は、10年以上ぶりで沖縄に赴きました。ありがたいことに沖縄での仕事があり、せっかくですので休みもかねて6日ほど沖縄に滞在しました。11月の沖縄の気候ですが、やはり25度以上の温度があります。とはいえ夜になると、さすがにTシャツ一枚という訳にはいかず羽織るものが必要になるような気候でした。残念ながら仕事の日以外は雨が多かったですが、それでも久しぶりの沖縄を楽しむことができました。

 10年以上ぶりということで、那覇の街も大きく変わっていました。国際通りですが、ゆいレールの牧志から美波が繁華街で昔は数多くのお土産物屋が並んでいましたし、古い建物に観光客相手の店がひしめいていた記憶があります。しかしこの二年の影響と沖縄への投資が進んでいるのか、建物が大きく変化していた印象でした。小さい商店の入っていた低層の建物は数階建てのビルに変わり、店も大きく変わったように思います。かあつて多かった観光客相手の店は減り、沖縄の銘菓やこぎれいなレストランが増えていました。国際通りの中程には中国資本の13階建ての大型ホテルができており、昔の様相が一変しました。かつて栄えていた三越も2014年に閉館し、その後さまざまな企業が運営したようですが、現在は地下と地上のみ変な飲み屋街になっていました。国際通りにあったダイエー系のOPAも移転し、跡地にはドンキホーテが入店していました。

 牧志の公設市場も建て替え中であり、少し離れた場所で小規模に運営中でした。店舗数も減り非常にさみしい印象になったのは残念ですが、来年建て替えが完了すればかつての隆盛をとりもどせることを祈りたいとこです。公設市場につづく市場本通りも寂れた印象であり、やはり公設市場の建て替えと新型コロナウイルスの影響で、付近の店舗は経営が苦しくなったようです。閉店しシャッターの降りた店も多かったですし、通りも閑散とした印象が残りました。

 昔はゆいレールの牧志から北は広場が広がっていましたが、現在は大和ハウスが出店するCARGOESという商業施設ができていました。ホテルも併設されていますが、ショッピングモールは閑散とした印象でやはり新型コロナウイルスの影響を感じざるを得ない状況でした。今回はその向かいにできたオリオンビールの経営するホテルに泊まりましたが、街全体の活気はやはり落ちている印象でした。

 沖縄は新型コロナウイルスの影響を強く受けた県であり、観光産業が中心のためその被害も甚大だったように思われます。新型コロナウイルスを持ち込んだのは県外から訪れる観光客ですが、結果として医療機関に大きな負担を与えました。感染拡大とともに観光客は激減し、産業そのものが非常に大きく傷んだのは事実でしょう。中小の観光客相手の店舗は閉鎖せざるを得なかったでしょうし、ホテルや商業施設に対する影響も甚大だったように思います。反面コンビニやレストラン、カラオケなど大手企業の沖縄進出も進んでいる印象であり、雇用を生む反面沖縄らしさが失われてしまうのはとても残念です。

 今回は仕事を兼ねていましたが、驚いたのはGO TO キャンペーンの対象となっていたことでした。ホテル代は半額近くになっていましたし、県内で利用できるクーポンももらえ、実質相当に安い旅になったことはありがたかったように思いました。これで少しでも観光地が活性化することを、心から祈りたいところです。