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Weekly report

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 February Fourth week

 2月最後のWeekly Reportです。

 先週は飛び石連休もあり、熱川界隈も道路が混雑しました。というのも隣の河津町の河津桜祭りが満開であり、多くの観光客が訪れているためです。そろそろ葉桜っぽくなってきましたが、まだまだ満開の桜が見られますので週末は非常に混雑しましたし、その影響で熱川界隈も多くの車が往来し渋滞していました。

 実はこの状況を見るのは、本当に3年ぶりぐらいです。2020年の新型コロナウイルスの影響で、河津桜祭りは非常に人出が減っていました。近隣の観光地も全体に人が少なく、渋滞は週末の朝晩だけでほとんど発生していませんでした。しかし今年は日中もポイントポイントで渋滞しますから、本当に人出が戻ったようです。近隣の旅館やホテルも満杯であり、夜には多くの車が駐車場からあふれるように止まっています。

 いよいよAFTERとはいえないまでも、WITHコロナが始まったように思われます。3月からは外でのマスク着用が原則不要になりますし、旅行や観光と行った行動の制限も徐々になくなります。気兼ねなく友人と会食したり、自由にスポーツをすることが可能になります。人目を気にすることなくマスクを外し、爽やかな外気の中で心置きなく外出できるようになります。当たり前の日常を、取り戻すことができるようになるのです。

 しかしながらこの流れの中で、またまた昭和の常識を取り戻そうとする老害のおじさんたちがいることも事実でしょう。リモートワークは生産性が高まることが証明できたのに、意味もなく週のほとんどの日で出社を要求し、無理無駄な残業を強いるおじさんたちもたくさん出現する可能性があります。彼らは昔の体育会のように、自分がいやな思いをしたことは、自分が年長者になったときに年少者に強いることで溜飲を下げるというくだらない精神性を持っている可能性があると思います。リモートワークではしにくい自分の自慢やパワハラは、相手が面前になれば思い切り行うことができません。自分の地位や権力を確認するために、面前の部下にさまざまな無理難題をふっかけるのが大好きな、くだらなく幼稚で寂しいおじさんはたくさんいるように思います。

 我々はこの数年、コロナによってさまざまなものを犠牲にしてきました。だからこそWITHコロナになったら昔に戻るのではなく、その犠牲の上で得たさまざまな新しい習慣を手放してはなりません。在宅勤務だからこそ男性も子育てに参加できたり、通勤に使う時間を家族に使うことができるようになったことは事実です。自分の趣味の時間やゆとりを持ったことは、我々にとって大切な時間を取り戻したことであることを意識し、それを守らなければなりません。

 若者はこの自由の中で、より生産性が高く効率的な仕事の方法を考えなければなりません。同時に家族や自分の時間を増やし、何のために働くのかをもう一度考え直さなければなりません。年寄りは年寄りで昔を懐かしむのではなく、今の状況をいかに将来に生かせるか、くだらないルールや慣習を改め、生産性の高い仕事のために何をしなければならないかをもう一度考えな直さなければなりません。その上で若者と年寄りが話し合い、話し合い、話し合い、これからのあり方を真剣に考えなければなりません。

 現在の日本は、世界の負け組です。もう一度勝ち組になるためには、新しい時代の新しい働き方を全員で考え始めなければなりません。