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■案本 (5/6/2008)
山本高史 インプレスジャパン \1,600
私と同じように知識と経験を感じる方がいらっしゃったので、ご紹介です。
作者の山本氏は、コマーシャルのディレクターやコピーライターをされている方です。この方のユニークなアイディアの出し方を紹介しているのがこの本なのですが、その内容が私の主張とほぼ同じなので非常に興味を持ちました。この方もアイディアの源泉を知識としていますし、経験の重要性を説いています。この方は私がいうところの体験を「思い出」、経験を「経験」とよばれており、ほぼ同じ考え方をしています。その中でも面白かったのは、「経験は、脳にさせるものである」「経験と疑似経験の違い」という考え方でした。経験の重要性を根本としながらも、やはりそこから生まれる偏見を認識し、その上でアイディアにつなげる発想は面白く感じました。
実力の源泉である知識と経験の考え方を知りたい方に。
■外資のオキテ (5/6/2008)
トム・マーカート ディスカヴァー \1,300
それなりに面白かったので、ご紹介です。
この手の本にありがちな、いわゆる成功に関する一言集です。ただし米国のコンサルタントが米国のビジネスパーソンに向けて書いた本であり、日本のビジネス文化にはあわないことも書かれています。逆に我々が一般的に思いがちな米国特有のビジネス事情が実は違う、ということを教えてくれます。たとえば、週の半分で40時間の労働時間を使ってしまうほど、残業が多いという点や、スタンドプレーを控えろ、といったくだりは、私の知っている彼らのビジネススタイルとは異なるものでした。
とはいいつつも、「採用は慎重に、解雇は素早く」といった当たり前ですが気づきにくいヒントも示されており、参考になりました。
日米のビジネス事情の違いを知りながら、ヒントを得たい方に。