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■Hot Pepperミラクル・ストーリー (7/27/2008)
平尾勇司 東洋経済新報社 \1,500
正直表紙につられて購入しただけで、ほとんど期待していなかったのですが非常に面白かったのでご紹介です。
この本はタイトル通り、リクルートのフリーペーパーであるホットペッパーの創刊から成長に関するご紹介本です。もともとリクルートは企業の広告を中心とした情報会社ですが、もともとは広告料をとって雑誌を作成し、それを雑誌として書店等で販売することが基本モデルでした。しかしこのホットペッパーは、リクルートで初めてフリーペーパー(無料誌)として成功を収めたものです。その成功の歴史と、その背景にあった著者の平尾氏のビジネスに関する考えをご紹介した本です。
この内容が非常に面白い。これが感想です。そこらのMBA本よりずっと役立ちますし、ビジネスの考え方や基本、実際のビジネスで起きるさまざまな問題を、鋭く指摘してくれます。忘れていた様々のビジネスの基本を思い出させてくれるだけでなく、ビジネスの苦労の裏にある楽しさや熱い思いを思い起こさせてくれます。
ということで、ビジネスの基本に立ち返りたい方にお勧めです。
■もしもハリウッド監督が会議を仕切ったら? (7/27/2008)
パトリック・レンシオーニ 東洋経済新報社 \1,600
タイトルにつられて購入した本ですが、ちょっと面白かったのでご紹介です。
最近よく目にする小説仕立ての実用書なのですが、今回のテーマはずばり会議です。私としてはハリウッド監督の映画製作技法をベースにした、何か強権的な会議手法でも書いてあるのかと思ったのですが、何のことはない普通の会議の進め方でした。逆にその意味で皆様に参考になるかも知れません。
要点を申し上げれば、長時間の映画でも面白ければ見てしまうのはなぜか、逆に会議が短時間でも退屈なのはどうしてなのか、退屈な会議をやめるために、何を変えれば良いのかがわかりやすく説明されています。登場人物もシンプルであり、予定調和でありながらも会議のあり方を少し考えさせてくれます。
ということで、退屈な会議の暇つぶしに。