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■マインドセット (8/17/2008)
ジョン・ネスビッツ ダイヤモンド社 \1,600
最近書店の平積みでよく見かけるので読んでみましたが、結構面白かったのでご紹介です。
著者は未来予測学者であり、その予測精度の高さで定評のある学者のようです。その予測の基本は、未来を読み解くものの考え方にある、というのがこの方の主張です。その考え方をマインドセットとよんでいますが、それはたった11のパターンで説明がつくそうです。私自身フューチャリストを自負していますので興味を持って読みましたが、やはり同じようなモノの考え方をしている部分が多いようには感じました。
この本はそれぞれのマインドセット毎に、ビジネスの世界での著名企業をテーマに具体的事例を説明してくれます。その企業のほとんどはよく知っている企業であり、その事例が身近であることから理解しやすい内容となっています。もちろん私としては反論したくなる事例や、マインドセットそのものもありましたが。
ということで、未来の予測力とご自分の洞察力を高めたい方に。
■ビジネス脳を磨く (8/17/2008)
小阪裕司 日本経済新聞社 \850
値段の割に読みやすくって面白かったので、ご紹介です。
タイトルにある「ビジネス脳」とは、日常のビジネスをこなすためにこれから必要となるべきモノの考え方や感じ方をできる脳のことを意味しているようです。従来の延長線上でなく、新しい社会構造をベースとしたビジネスの中で、変わらないもの、変わるべきもの、我々が取り組むべき考え方、そののばし方を平易にわかりやすく説明してくれます。それぞれの箇所で例示されるさまざまな事例がわかりやすく、その本質をやさしく伝わるよう説明されています。人間の感性に訴え、それを行動につなげるとはどういうことかを教えてくれますし、それに気づき実行するための方法を例示してくれます。
ということで、これからのビジネスと現在のビジネスを見直すキッカケが欲しい方に。