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■IT英語のナゾ (8/17/2008)
豊沢聡 カットシステム \1,800
正直書評になじむ本なのか悩ましいところがありますが、一応ご紹介です。
この本はいわば辞書であり、IT業界特有の英語の言い回しに関する辞書になっています。しかし日本で使われている和製英語ではなく、米国のIT業界で使われているIT業界の用語、ならびに特殊な言い回しについて解説した本です。海外のホームページを見ていると、時たまわからない言葉(翻訳すると意味不明)の言葉があったりしたのですが、この本で引いてみると結構面白いです。
たとえば私がしらなかった「inflate」。ダイビングをやっているので[膨らませる」という意味はわかるのですが、ITの世界では「圧縮ファイルを解凍する」という意味だそうです。そりゃ、わからんわ。
ということで、米国のホームページや解説書、マニュアルを読まざるを得ない英語苦手のIT技術者に。
■これが「内部統制」だ! (8/17/2008)
八田進二、木村剛 DMD JAPAN \1,800
いよいよこの四月から始まった金融商品取引法に示された「内部統制」の真実を、わかりやすく当事者で第一人者である八田進二教授がお書きになったのでご紹介です。
初期に片足を突っ込んだ(ひょっとして首まで?)私が言うことでもありませんが、この本の痛快な点はエセ内部統制専門家を痛烈に批判している点でしょう。コンサルティングファームやIT企業などがにわか内部統制専門家となり企業をあおり立て商売にする姿勢を、「商売人」とばっさり言い切りっているところは非常に面白かったですね。その後の内部統制に関する実務的説明は非常に参考になりますし、現在でも暗中模索で内部統制整備を行っている企業の指針にはなります。ただし対談方式のためややニュアンスや具体的部分がわかりにくいきらいもありますが、それでも非常に面白い書籍と思います。
ということで、胸に手を当てて痛みがある方はぜひ今のうちに!