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■ラクしてわかる簿記入門
(12/1/2008) \1,200■ラクしてわかる決算書入門
(12/1/2008) \1,400■ラクしてわかる原価計算入門 (12/1/2008) \1,400
ダイエックス簿記試験対策PJ編著 ダイエックス出版
タイトルでお分かりになるとおり経理関係の書籍ですが、面白かったのでご紹介です。
そのタイトル通り「ラクしてわかる」というのが、このシリーズのコンセプト。全シリーズとも男の子と女の子の掛け合いの会話でストーリーが展開し、会計に関する様々なことを説明してくれます。初心者でもわかる説明ですのでちょっと知っている方にとってはまだるっこしいですが、それでも基本を確認できる良い本と思います。会計嫌いの若手に読ませると、少しは理解度が深まる感じはします。三冊の中で一番面白かったのは決算書入門ですかね。やや公式集のきらいはありますが、それでも決算書のみるべき点は明示してありますので、参考にはなります。
ただし赤字を表現するため、会計の書籍はほとんどこの配色で印刷してあるのが今ひとつであり、ちょっと眼には優しくない感じが残ります。実際書評を書くにあたり再度三冊を見直していましたら、眼がちかちかしてきましたから。
ということで、会計の初心者の方に。
■新・ソフトウェア開発の神話 (11/23/2008)
ジョー・マラスコ 翔泳社 \3,600
お勧めするにはちょっと文字が多く、かつ内容はハードなので少し迷うところですがご紹介です。
このシリーズ、結構いい本が多いんですが、今回の「新・ソフトウェア開発の神話 成功するプロジェクトチームの科学と文化」も読み応えのある良い本でした。タイトル通り、ソフトウェア開発におけるプロジェクトのあり方を解説した本なのですが、ユーモア溢れる書き口でソフトウェア開発プロジェクトに起こる様々な事象を考察してくれます。その上で実践的にプロジェクトマネジメントを行うための様々なヒントを提供してくれますし、それぞれが非常に論理的かつ実践的内容といえます。
プロジェクトマネージャとしてさまざまなサイズ、シチュエーションのプロジェクトに係わる方にとって、これらのヒントは確実に役立つと思われます。またこれまでのプロジェクトにおける失敗を考察する上でもヒントとなり、今後の失敗の可能性を低下できるとも思われます。
ということで、プロジェクトマネージャだけでなくプロジェクトに係わるあらゆる方に。