4月第2週目のWeekly reportです。
静かに内部統制に関する金融商品取引法も実施され、混乱もなく世の中のビジネスが営まれています。日々新しい変化がありつつも、大きな混乱もなく日々が過ぎる。これが平和と言うことなのかも知れません。
しかし世界を見回すと、やはり平和とは言えない状況が続いています。聖火ランナーの混乱は世界中で起きていますし、これは中国とチベットの問題に起因しています。この問題について論じられるほどの知識を私は持っていませんが、私の仮説である「変化」は実証されていると思います。
東西冷戦という世界情勢は、ある意味東と西という2つの大きな国家の固まりをつくりました。しかしその後の世の中の変化は、その情勢を変えていきました。かつて東側といわれる諸国が、その主義を変える、あるいは維持したまま西側の諸国と交流をはじめ、東西の壁は崩れることになります。そしてその後の変化により、西東という大きな国の固まりは、やがて国と国という基礎単位に戻りました。しかしながらその後の変化は、国そのものも維持できない時代を産み出し、世界の各国で国が分裂をはじめています。これは民族という、現在の国よりもさらに小さい単位が主張をはじめたことを意味します。民族の争いは現在多くの国で起きていますし、それが世界の火種になっています。まさに「集団」→「個」→「点」に世界は変化しているのです。
我々日本人は単一民族であり、隣国と物理的な境を持たない島国に国に住んでいます。だからこそある意味、そういった問題を抱えてこず、今後もそのような問題を持つ可能性は低いと言えます。しかし世界の変化は確実に起きており、そこに血が流れます。平和な国に住み、平和を望む。それを傍観するのではなく、世界が平和になるために我々ができることを行う必要があると思うのです。
私にできること。それは世界の人々と日本の人々の関係あり方を考え、主張しながら手を取り合うことを伝えることだけかもしれません。そのために、主張できる自分と、世界の主張を聞く心と耳、そして手を取り合う勇気を持たなければ....
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今週面白かった日経産業新聞の記事は、以下の通りです。
・指も部品も精度ピタリ 復権の機械式腕時計、スイスに挑む
・オーディオPCに活路 オンキヨー、連携やグループ再編 音の老舗生き残りに挑む
・既存光回線で毎秒100ギガ送信 加ノーテル、2010年をめど製品化
・大容量データ 家庭で楽しむ NAS TVも接続できるHDD アイ・オー・データなど
・船井電機、北米で反撃 フィリップス液晶TV事業取得
・ノキア、インドで急成長 世界戦略の要に
・次世代携帯 事業者2,3社に 総務省、商用化へ始動
・スズキ、独自路線に覚悟 トヨタ、富士重へ出資拡大発表
さて来週は、どんな一週間なのでしょうか。