9月第2週目のWeekly reportです。
先週日曜日のことですが、東京JAZZフェスティバル2008の最終日公演に行ってきました。
このフェスティバルですが、世界の名ジャズプレイヤーが複数日にわたって演奏するものであり、今年で7年目を迎えます。今年も日本を含めた世界中からプレーヤーが集まりましたが、私は最終日の公演で、私の好きなFourplayというグループの演奏を見に行ってきました。
演奏はまず往年の名プレーヤーであるGeorge
Bensonのプレイから始まりました。65才とは思えぬ熱狂的な演奏と声量に、ただただ圧倒される1時間でした。その後Fourplayの演奏が始まり、Bluenoteとはちがった大きなホールでの演奏を楽しみました。大型ホールであるためどうしてもアンプを使った音になるのは残念でしたが、それでも個性ある四人のおじさんの演奏を楽しむことが出来ました。
その後FourplayとDavid Sanbornとのセッション、さらにSam
Mooreも加わりジャムセッションが行われました。さすがに世界の名プレーヤーだけに、
パンフレットにも掲載されていない多くのメンバーの入った即席のセッションながらも、きちんと客を納得させてくれる音を聞かせてくれました。(Sam
Mooreというおじいちゃんがいろいろなプレーヤーにソロパートをめちゃ振りするため、本当にみんなドタバタ演奏していたのには大笑いしましたが...)
なにより素晴らしかったのが、その名の通り全員が「音楽」を楽しんでいたこと。JAZZだけに演奏者の平均年齢は50代後半なのですが、皆さんが力を抜いて楽しんでいる姿にただただ感激しました。当たり前のことですが、プロの演奏家なので
上手に感動させる美しい音を出すのは当然の義務です。しかしそれを超えて、演奏家自らが楽しんでいる姿が、私には非常に魅力的で美しく感じました。我々も、なぜこんなに楽しく感動的な仕事をすることができないのか、その理由はどこにあるのか、楽しく感動的な仕事を行うためにこれから何をどう変えていけばよいのか、真剣に考えさせられた一夜でした。
しかしながら終演後の人の流れを見て、つい笑っちゃいました。演奏者の平均年齢が高いせいか、客の平均年齢も高いこと高いこと。東京国際フォーラムのホールAですから5000名ぐらいの人間が入るのですが、どうみても平均年齢は40代でしたね。クラッシック同様、JAZZもおじさんのものになってしまったようです。
今月は月末に、Bluenoteでこれまた大好きなLee RitenourとDave
Grusinの演奏を楽しんできます。早くも芸術の秋ですね。
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今週面白かった日経産業新聞の記事は、以下の通りです。
・逆風の無料誌 3つの活路 ネットでページ閲覧
・日立 中国でeラーニング強化 現地旅行社向け教材開発
・「新薬作り続ける」ラクオリア社長が意欲 ファイザーから独立
・資源渇望中国「西へ」 中央アジアとの貿易急増 火種封じて巨大事業
・「ネット五輪 光と影」 起跑 中国スポーツBiz 官に頼らず発信つきまとう帰省
・貿易書類 複合機で一括管理 富士ゼロックス電子化
・シチズンHD 自社株買い好感で急伸
・ロシニョール売却 豪マッコリーに160億円で クイックシルバー
・未来プロジェクト動く アンビエント社会 通信網復旧、生物に学ぶ
・大型車から小型車まで ホンダ、完全フレキシブル生産へ
・手術せず聴覚回復 コラーゲンで鼓膜再生 大阪赤十字病院
・薄肉ドラム、普及に苦慮 JFEコンティナー
・部品メーカーに「ナノショック」 超低価格車 印タタ、工場建設中断
・香港ハイテク株が低迷 レノボ、増益でも下落 中国の景気減速懸念で
・主力機「ユーチューブ」対応 ビクター、ビデオカメラで
・ITエンジニア 派遣料小幅安 景気減速、システム投資減 需要鈍化で下げ圧力
さて来週は、どんな一週間なのでしょうか。