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■出社は月に3日でいい (9/6/2010)
松久信夫 東洋経済新報社 \1,500
なんだかんだと忙しい日々の息抜きと思って読みましたが、結構おもしろかったのでご紹介です。
この本の著者である森松工業株式会社が実践する、企業経営論ですが、私と主張が同じところが多く非常におもしろく読ませていただきました。御年70歳の方とは思えない頭の柔らかさとテクノロジーに対する親和性の高さは、私自身学ぶべき点が多かったですし、この方のように積極的に情報技術を企業経営に取り入れる姿勢は、本当に感心しました。
社長が無駄をすることは、企業にとって望ましいことではなく、むしろ自立性が育つような企業経営を行うという姿勢は素晴らしいと思います。通勤時間とコストの無駄を省くために出社を極力控え、近所の喫茶店で仕事をする、朝起きて寝るまでパソコンとWebカメラを積極的に利用した仕事をするというのは本当に感心しますし、そこで得た情報を上手に配信することで社員を上手に動かすという手法は、素晴らしいと思いました。もちろんその補完行為として、極力社員と話し社員を大切にする姿勢も重要と思いました。
ということで、新しい時代の仕事の仕方の参考に。
■プレゼンテーションの教科書 増補版 (9/6/2010)
脇山真治 日経BP社 \2,800
思ったよりも遙かにまとまりの度合いがよく、内容があったのでご紹介です。
以前ご紹介したとおり、プレゼンテーションに関してはプレゼンテーション
Zenや、続編のプレゼンテーションzen デザインなどの良書がありますので、基本的にはこれらの書籍を読むことが一番と思っています。しかしこれらは考え方やデザインが中心であり、具体的なプレゼンテーション会場でのプレゼンテーションを中心に、前後の準備作業やフォローなどのノウハウを記してはいません。となると、具体的なプレゼンテーションノウハウについて知りたいという気持ちをもたれる方もいらっしゃいます。こうした現場での具体的なノウハウをとりまとめたのが、この本の特徴です。
もちろん知っている人間にとっては当たり前のことだらけなのですが、それでも初めて、あるいはきちんとプレゼンテーションのトレーニングを受けたことのない方にとっては、得られるヒントは少なくないと思います。とくにプレゼンテーションの練習や訓練など、私がよくご説明している方法がほとんど網羅されております。
ということで、プレゼンテーションの具体的技術やノウハウを学びたい方に。