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■遊ばない社員はいらない (1/17/2011)
高島郁夫 ダイヤモンド社 \1,575
ちょっと極端なタイトルに惹かれて購入しましたが、比較的面白かったのでご紹介です。
この本の著者は、おしゃれな雑貨販売で有名なfrancfrancを展開する、バルスという会社を創業した社長のようです。内容はその方の仕事論なのですが、非常に面白く納得できる内容が多かったように思います。仕事に取り組む姿勢やうまくいかせる秘訣、仕事を行う上での心がけを説教臭くなく説明されています。さらにおしゃれな方のようなので、その美意識や感性についてもセンス良く伝わってきます。私自身同じ経営者として耳の痛い部分もありましたが、共感できる考え方や発想も多かったように思います。変化の激しい緊張感の高い時代だからこそ、こういったものの見方や考え方は貴重に思われました。
ということで、ちょっと肩から力を抜いて、仕事の質を上げる方法を知りたい方に。
■間違いだらけの
ソフトウェア・アーキテクチャ (10/25/2010)
トム・エンゲルバーグ 技術評論社 \1,980
珍しくIT関連の翻訳物ですが、本当に面白かったのでご紹介です。
作者は現役のITアーキテクトの方のようであり、内容は非常に実践的であると同時にコミカルなエッセイ風で、非常に読みやすい本に仕上がっています。情報工学的な専門性という観点ではやや問題があるのかもしれませんが、それでもアーキテクチャの考え方やその効果、インクリメンタルやウォターフォールといった開発手法との関連性などを優しく勉強できるのが特徴です。
これまでもアーキテクチャ関連の本は読んでいたのですが、どれも学術的であり、設計の現場でどのように考えるかを悩んでしまうものが多かったのですが、この本は一読の価値はあると思います。ただし正しい情報工学的には、問題も残るのでしょうが...
ということで、アーキテクチャの基本をさっと学びたい方に。