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2022―これから10年、活躍できる人の条件   (2/20/2012) 

 神田昌典  PHP  \840

 なんとなく購入した書籍ですが、非常に面白かったのでご紹介です。

 この著者は有名なマインド・マップを普及させたコンサルタントですが、これまでの著書があまり好きでなかったため 、どちらかというと内容に懐疑的で敬遠していたところがありました。しかしこの本の内容は本当に共感できることが多かったですし、私の主張ともほぼ一致しているところも少なからずありました。内容的には、この先の変化が日本に大きな危機をもたらすが、見方を変えれば大きなチャンスがある、だからそのチャンスを手中に収めるべく物の考え方を抜本的に変え、前向きな努力をするほうが得だ、と書いてあるだけの本です。つまり私が講座のあたまでがなっている雑談を、統計的背景を元に説明したものであり、趣旨はまったく同じと行っても過言ではないと思われます。

 この本を読んで、やはり温故知新の精神で未来を予測すれば、誰もがほとんど同じ結論になることを実感しました。日本の沈没のなかで新しいチャンスが生まれ、それをきちんと手中に収めていけば日本が世界の中心になるという点は私の主張とまったく同じであり、非常に勇気づけられました。

 ということで小野村の戯言は、コンサルタント的視点に基づいたオヤジ共通の駄法螺であることを確認したい方に、お勧め!

 

論理的に考える技術   (2/20/2012) 

 村山涼一  ソフトバンク・クリエイティブ  \952

 講座に紹介する書籍を探しに行ったビジネス新書売り場で発見した本ですが、値段の割にわかりやすく今風の書籍なのでご紹介です。

 最近の活字離れとデフレ傾向の対策からか、やたらとビジネス系の新書が創刊されており、一般書籍が減っているように感じます。書店のビジネス書売り場も縮小の一途であり、反面こういったビジネス新書の売り場は増えています。その中でもっとも今風の書き方で、論理的思考のフレームワークを紹介している本がこの本です。帯、表紙、内容ともにマンガや挿絵が多く、全編にわたりカラー印刷の書籍ですが、紹介されている思考方法やフレームワークが比較的やさしく具体的に説明されており、思考の技術を簡単に学ぶことができます。

 具体例紹介などの文章がややくどく感じるところもありますが、それでも全体的に読みやすく、理解しやすい本です。MBA系の難しい書籍を読むより、まずはこういった書籍から入って思考のフレームワークを具体的に知ると、その後の難しい書籍の読解に大きく役立つように思われます。

 ということで、今風のビジネス書のトレンドと、簡単に思考フレームを知りたい方に。